速度差が危険というのなら、普通はこういう考え方になるだろう?
1、昔の状況
昔から50ccは原動機付きの自転車の扱いとなっている。
あくまで自転車扱いなので、制限速度は30km。
その代わりに免許取得は簡単。車体も小さいものとすることで、
市民の日常的な足として使うことを目的とされた。
この頃は、自動車の性能、道路舗装状況、道路整備状況により、
そもそも30kmで走っていても、車との大きな速度差は無く、特に問題はなかった。
2、現在の状況(昔との違い)
市民の日常的な足として使われている。
しかし、道路がほぼ全て舗装され、道幅が広くなり、自動車の性能も上がった。
特に幹線道路や、主要道路については、5〜60キロで流れるような道が増え、
30kmで走ると、大きな速度差が生まれるようになった。
3、必要な対応
原付免許取得の用意さを考慮すると、普通免許取得者と比較し、スキルや交通知識・モラル
は劣ると考えざるを得ない。従って、普通免許取得者と同様の走行は不可。
しかし一方、原付免許取得すると法律上30km制限を守っていれば、
主要道路や幹線道路等、車の流れが速い道路も走行が可能(違反にならない)
同一道路上で大きな速度差が発生すると、一定の危険が伴うので、自転車(原動機付き含む)
については、普通免許取得者と同等のスキル・交通知識・モラルが無い以上は隔離が必要。
つまり、幹線道路や主要道路は自転車(原動機付き含む)走行禁止となる。
50ccの存在意義は昔より日常の足として自転車の延長上に使われるものなので、
幹線道路を走れなくなることによって問題(行動範囲の大幅な縮小)が発生することはない。
また、50ccの構造的メリット(大きさ等)を維持しつつ、車と同等の速度を走行可能な、
原付2種の存在もあるため、使用目的によってはこちらに代替が可能。
こういう感じに考えるのが自然。
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