物心ついた頃に親がファンだったスティーブ・マックインの出てる映画
「大脱走」をテレビで放送する度に見させられた
その映画でマックインは草原を疾走して何度も大ジャンプして鉄条網を飛び越えた
小学生になると日曜にテレビでトライアルの放送を見た
エディ・ルジャンが垂直に見える壁を乗り越えて空中でターンしていた
中学生になると、また日曜にテレビで後楽園球場で行われるジャパンスーパークロスを放送してた
モトクロッサーが4つもある山を一気に飛び越えていた
更にカップヌードルのCMでは大きなタンクのバイクが長い土煙を上げながら砂漠を疾走していた
つまり幼い俺にとってバイクとは鉄条網をジャンプして悪者を撒いて壁を乗り越え、20メートル先まで飛べてアフリカの砂漠まで横断できる超凄い乗り物なのだ!
俺は「ケイブンシャ オフロードカー大百科」という当時の少年ご用達バイブルを眺めながら
未来の愛車はXL125パリダカかMTX200と決めていたw
16才になった俺は近所の自転車兼バイク屋から届いて2日目で、まだピカピカの最新マシンCRM50に跨り河川敷に居た
物心ついた頃から憧れ続けたジャンプや空中ターンや土煙を上げての疾走を遂に自分がやる時がきたのだ!!
まだ普通にギアチェンジもできないのに、いきなりウイリーに挑戦した
ブイーン!、ガシャ!ズザーァ! バイクが一回転したw
肘と膝、掌を擦りむいて血が出た
届いて2日目のCRMは左ウインカーが割れてライトカバーとサイドカバーはシールが削れて大きな傷が付いた
こうして、いきなりの出血と破損で俺のバイクライフがスタートしたのであるw
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