>>65 オフロード走行時の緊急事態を具体的に言うと
雨水の流れによる地割れのような溝(クレバスと呼びます)
雨水を流すために整備されたU字溝などの設備
数十センチの段差や切株、倒木、頭程度の大きさの落石などです
それなりに経験のあるオフロードライダーならば、こういった物が
コーナー出口、坂道の頂上付近などに現れたり落葉や雑草に隠れて
直前まで目視できなかったりといったことが頻繁にあることを知っている筈です
こういった物は反射的にフロントアップで前輪が溝に落ち込んだり段差に直撃して
大きな衝撃を受けるのを避けたり、コーナリング中にリヤをスライドさせて(主にブレーキターンを応用)急遽、ライン変更をしてかわします
こういった行動はベテランになれば無意識に近い状態で行いますが、オフロード走行中は常に
上記のような場面があることを意識して、いつでも反応できるようにしています
これがフロントアップできない、リヤのスライドは怖い、となると一気に緊急事態となります
多くの初心者を見てきましたが、大抵が驚いて体が硬直しフロントを弾かれたり急激にスロットルを戻してハイサイドで吹っ飛んだりして転倒します
また、ゆっくり走っていても雨にぬれた草や表面しか乾いていなくて泥が残る場所、砂利などで
意図せずに突然タイヤが滑るのもオフロード走行には付き物です
ですから先のリンク先の動画でやっているような練習を何十回、何百回と繰り返し練習して
何度も何度もタイヤが滑る場面を経験して体に覚えさせるのが極めて有効ですと言っているのです
動画を見て、そこまで危険で実際のオフロード走行時に再現性のない練習だと思いますか?
スピードは僅か10キロ〜20キロ程度しか出ていないでしょう
公道のアスファルトの上や峠道で同じ事をやるほうが遥かに危険で再現性も低いでしょう
別に私が特別に上手いから教えてやっているんだぞ!というつもりはありません
ただ単に多くの先人達がオフロード走行を始める時に基本練習として地道にやってきたことを
同じようにお勧めしているだけの話です
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