熱交換性能から考えてレギュレーターサイズは無理としても、
ラジエーターが昔からあまり変わらない理由として以下があると思う。
・バイクはラジエーターメーカーが規格化した製品を用いており、
コストを抑えるため極力同じラジエーターを他機種と共用し、製品(モデル)ごとに特注するのはまれ。
・ラジエーターを外観的に問題視するのはバイクだけで、最大需要のクルマは現行スタイルでも今は問題視されない。
しかもバイクの中でもカッコ悪いと嫌われるのはネイキッドモデルだけで、その販売数量は少ない。
・新しい形状のラジエーターに需要があれば、ラジエーターメーカーは開発に乗り出すが、
現状では大きな需要も見込めない。
因みに以前、初代V-MAXのデザイナーがラジエーターに対し「まな板みたいでカッコ悪いから湾曲させてよ」と
技術者に依頼したが、技術的に意味が無いしコストもかかるとその場では一笑に付された。
だが、後に前面投影面積に対する熱交換性能が高いとして2輪レーサーで湾曲ラジエーターが開発され
レーサーに付いてる部品ならと需要が生まれ、市販車にも搭載されるようになった、という例もあり
何か別の方面で技術開発が進めば、市販バイクがそれ(新しいラジエーター)を採用するという事ならあるかも知れない。
返信する