Honda Dream SL350 K1
CLよりオフ志向の強いモデルとして存在したSLシリーズの長兄。
画像は2型に相当するSL350 K1型と呼ばれるモデルで、
SL350の最初期型(正式名ではないが俗にいうK0)は↓こちら
http://bbs77.meiwasuisan.com/img/thought/13739629250204.jp... 最初期型は1970年1月に輸出専用車を国内販売した物で、
セミダブルクレードルフレームにシングルシートというものだったが、
車重が165kgと非常に重く、1年もたたず'70年の10月には このK1型へ移行。
フレームはダウンチューブ2本のダブルクレードル型に、シートは一般的な2人用へと変更。
懸案の車重はセルモーターを省くなどして149kgと16kgほど減量。
外観で判りやすい違いはサイドカバーで、CLでお馴染みの工具入れが外に出て
カバーが大幅に小さくなって見た目の軽快感も増していた。
(今では考えられないが、初期型にはあったマフラーのヒートガード「やけど除け」もK1で外している)
なお名称には、SL175以下の「ベンリイ」と違って、こちらはCB750や450等と同じ「ドリーム」を冠していた。
ただ、時代は本格的な軽量のオフローダーを求めるようになり、
現代のアドベンチャー系を除けば、大きく重い4スト2気筒のトレール系オフ車としてはこれが最後に。
やがて林道ツーリング派に人気となる単気筒のXLシリーズやコンペティティブな2ストのエルシノアへと引き継がれていった。
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