経済板にいいスレがあったので消える前にコピペ。
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「作ったモノを売る」のは先進国のエゴだ
世界一周が終わった直後の講演会で、ある大手電機メーカーの幹部がいたので聞いてみた。
「BRICsでは売りたくないんですね?」(BRICsでは売らないという戦略もあるかと思ったからだ)。
すると、この幹部は「いや、売りたいんだ」という。「でも、これではまったく売れないですよ、どういうつもりなんですか」と聞くと、
「当社は高性能・高品質の製品を作っております」と胸を張って言うのである。
愕然としながら、「マーケティングしてないんですか」と聞くと、「当社にはマーケティングという部署はない」という返事。筆者は唖然としてしまった。
結局、日本は、先進国(と言うより日本の)のエゴをBRICsなどの新興国に押し付けているだけに過ぎない。一方、サムスン電子は、
1万3400人のメモリ事業部だけで230人もの専任マーケッターがいる。極論すると、DRAMとNANDフラッシュのたった2品種に対して230人の専任マーケッターがいるのである。
彼らは世界各国に駐在し、例えばインド担当なら、まず1年はインドに住み、インド人の言葉を話し、インド人の食物を食べ、インド人の生活様式や文化を学ぶ。
その上で、インドでは、こういう製品が売れるから、いつまでに、何用のメモリを、何個作れ、と指示を出すのである。
このように、サムスンが「売れるものを創っている」のに対して、日本は「作ったものを売ろうとしていた」のである。
これが2007年夏に判明した日本テレビ(だけでなく電機)メーカー凋落の予兆だった。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/31471?page=...
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