豚便所  


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001 2022/02/18(金) 20:04:56 ID:xrgh9Rt7JU
豚便所(ぶたべんじょ)は、便所の方式の一つで、大便をブタの餌として与え、飼育する施設である。中国では「豬厠(ちょそく、ヂューツー、繁体字: 豬廁、簡体字: 猪厕、拼音: zhūcè)」、沖縄本島では「フールー」「ふーる」(漢字:風呂)、韓国済州島では「トットンシ(朝鮮語: 돗통시)」と呼ばれる。
豚便所は、中国発祥の便所システムで、便所と豚小屋を一体化したものである。豚小屋の上や脇に落下式便所を設け、人が用を足すとブタが人の大便を餌のひとつとして処理する仕組みである。

人間の排泄物のうち、尿はブタが好んで飲むことはないが、人糞には、栄養分となる未消化成分が一部含まれており、食糞の習性を持つブタは人糞を給餌の一部に加えられることに耐える。特に、相対的に野菜を多く摂取する中国では、未消化成分が多く、餌としての利用価値も相対的に高く、限られた食料を有効利用できる。実際にはブタの餌の全てを人糞で賄うわけではなく、藁など一般的な餌も与えられていたが、藁も直接与える以外に、落とし紙代わりに使ってからブタの餌にするという事例もあった。

中国や台湾以外では、日本の南西諸島や韓国の済州島にも黒豚(アグー、ホクテジ)とともに伝わった。ベトナムやインドのゴア州にもある。

飼育の対象は豚だけでなく、水路の上に便所を設置し、魚の餌とするものもある。

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