Honda CR110 カブレーシング(中、後期型)
'90年代のドリーム50のモデルとなった50ccの市販ロードレーサーで、
初期型↓は公道走行が可能だったが、中、後期型は公道走行不可の純粋なレーサーとなっていた。
http://bbs45.meiwasuisan.com/bike/1484819511/20... エンジンはワークスレーサーRC110ベースの空冷4ストDOHC4バルブ(ギヤ駆動)49cc。
2本のカムシャフトに、密集した4本の吸排気バルブを装備する事から「精密機械」とも呼ばれ、
最高出力は7.0ps/1万2700rpm、最大トルクは0.4kgm/1万1000rpm、最高速はオーバー100km/hを誇った。
尚、初期型の5速と異なるミッションは、狭いパワーバンドを有効に使えるよう8段リターン。
レース用の部品に換装し、軽量化したレース出走車の最高速は130km/hを越えたという。
その実力は、'62年の全日本選手権ノービス50ccクラスで2スト勢を抑え、上位を独占。
同年のマン島TTレースでは、ワークスマシン(RC110)と共に出場し、9位入賞を果たしている。
また、細めのシリンダーから左右(前後?)に大きく張り出したカムシャフトカバーが特徴で、
別名は「ミッキーマウス」。
因みに、本CR110はタンク下のフレームが2本で、エンジンの頭を懸架するダイヤモンドフレームだが、
復刻版に近い後のドリーム50は↓タンクレール1本でエンジン下のクランクケースを懸架するタイプで、その点が大きく異なる。
http://bbs77.meiwasuisan.com/img/thought/13739629250149.jp... (ドリーム50は製造コストや整備性の良さに配慮したのかな?)
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