スズキ GT 380
71年GT750(
>>137)の3ヵ月後に登場で、スズキ3気筒シリーズの第2弾
排気量が380(371cc)と中途半端なのは、2気筒のGT250(247cc)とピストンなど部品共用をしてた為
(247÷2×3 → 370.5)
水冷の750に対し旧来の空冷だったが、新機軸のラムエアシステムを採用
これはエンジンヘッドに四角い導風カバーを設けた空冷システムの事で
これを250や550でも展開。顧客にスズキの技術的な優位性をアピール
ただ、出力38psは同じ空冷2スト3発カワサキ350SS(346.2cc)の45psより控えめで
また183kgと4スト4発Z400FX
>>156並みに重い車重など、GT750と同様に
2ストのネガつぶしが狙いのグランド・ツーリング車の位置づけ
それでも、大柄な堂々とした車体や、CB350F以前は同クラスで唯一の4本マフラーが当時の若造にはウケ
「サンパチ」の愛称で親しまれた
(ラムエアシステムは後のRG250〔RZ以前では最速の空冷250〕では廃止してるので、効果の程は…)
画像は「和嶋」氏(57歳)の愛車( ↓「富士山の周りをサンパチで走ってみた」)
https://www.youtube.com/watch?v=rw0r2jwwWi... サンパチ初期はドラムブレーキで、72年B型(B1)で前をディスク化
氏のは73年型B2で、馬蹄形だったヘッドライトが丸型へ、左右ケースカバーにSUZUKIロゴが付く等の変更が
また逆輸入車の為、国内B2とはカラーリングが異なっている(色が派手)
380ccの2ストとはいえジェントルな性格なので、年配者の相棒に丁度イイかも
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