3台ほど買って使ってみた結果、この手の機械の選び方としては以下の3点にまとめられると思う。
1.脱気性能…どこまで適度に空気を抜くことができるか?
2.シール性能…どれだけ適度に袋を熱圧着できるか?
3.制御性能…どれだけ適度に脱気とシールの速度やタイミングを制御できるか?
脱気が弱くて空気が抜け切らないもの、脱気が強すぎて素材がペシャンコになったり、
水分まで吸いすぎて機械内部に水分が入り込んでしまったりするもの等、最適な脱気というのはなかなか難しい。
シールがうまくいかないこともよくある。袋の素材が薄いと袋が破けることもあるし、
袋の中の水分のせいで上下のPE層が溶けきらずに密閉できないこともある。
また、脱気途中にシールが終わってしまうこともある。
素材や状況に応じて機械がうまく適応してくれればいいんだが、そう簡単にはいかないようだ。
自分が買った中でいちばん使用頻度が高いのが画像のやつ。中国製 TMYというメーカーのKN-2502。安かった。
かなり使いやすい。左ボタンは自動で脱気とシールをする。右ボタンはシールだけする。
左ボタンを押し脱気が始まり、好みの状態で右ボタンを押すとシールが始まる。
薄いポリ袋などをシールしたい場合は、右ボタンを押し2秒くらいでセンターの切ボタンを押すと加熱が止まる。
コツはいるがかなりうまく制御できる。問題はシールの加熱帯(画像下)の幅が狭く造りも荒く凹凸があり、溶けムラが出ること。
このため密封の信頼性が低くて失敗することがある。まあ2万円以下の家庭用なら必要にして十分なんだが。
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