水連関係者によると、心身を追い込んだ要因の一つが、スパルタ式の練習だった。
13人からなる女子代表は今季から就任した本宮万記弘(まきひろ)新監督のもとで、2年後の五輪へ向けて再出発。
今回の合宿は早朝5時台から午後9時まで、長時間の4部練習を行っていた。
だが、正式なトレーナーも置かず、練習は気温35度を超える炎天下の屋外プール。
過酷な環境下で、主力選手の一部には肌に日光によるやけどのような症状を起こして病院に運ばれ、別な選手は過呼吸を訴えるなど、疲弊しきった状況だったという。
18日にはある大学との練習試合で、接触プレーを巡って、大学側の指導者が代表選手に罵声、暴言を浴びせる事態が起きた。
そこに追い打ちをかけるように、男子代表の大本監督が18日深夜に自身のフェイスブックを更新。
6月24日の関東学生リーグ女子決勝で、選手たちの水着が5枚も破れた件を取り上げ、
「この悪質行為は全て日本代表選手によるもの」「悪意しかないのは明白」と書き込んだ。
これを見た選手が「プレーを全否定された」と受け取り、合宿離脱を訴える声が続出。
事態を重く見た日本水連の水球委員会側も、合宿打ち切りを決めたとみられる。フェイスブックの文面は既に削除されている。
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